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深発地震の異常震域は南海トラフ巨大地震の予兆なのか?ざっくり説明

2022年11月14日17:09ごろ、三重県沖を震源とする地震が起きましたが、遠く離れた関東や東北で強く揺れました。

震源地がいかにも南海トラフを想定させる場所であり、揺れたのが震源に近くない場所という不自然さで不安に思ってらっしゃる方も多いかと思いますので、ネット上の説明記事をざっくりまとめたいと思います。

深発地震による異常震域
参照:yahooニュース内ウェザーニュース

深発地震とは?異常震域とは?

震源の深さは350kmと深く、深発地震と言われます。

明確な定義はないとのことですが、震源の深さが200km以深で深発地震と呼ばれるようです(Wikipediaより)。

また、震源よりも遠くはなれた場所で揺れる現象異常震域と呼ばれています。

「異常」とはなっているものの、実際には異常という訳ではなく、単に地震の伝わり方がプレート上だと伝わりやすく、震源に近くても、プレートの上部分が伝わりにくい部分であれば揺れにくい、ということです。

異常震域のメカニズム
参照:yahooニュース内ウェザーニュース

深発地震による異常震域は南海トラフ巨大地震の予兆なのか?

結論から言えば、南海トラフ巨大地震の予兆ではないと言われています。

なぜなら、

  • 深発地震・・・太平洋プレートやさらに深い部分で発生
  • 南海トラフ巨大地震・・・南海トラフとは、フィリピン海プレート及びユーラシアプレートが接する海底の溝状の地形を形成する区域(気象庁より)を指し、深さ数十キロで発生

ということで、震源となるプレートがそもそも異なるからです。

今回の地震も、場所としてはフィリピン海プレートではなく、その下、奥深くにある太平洋プレート内部の奥深い場所で発生した模様です。

深発地震による異常震域のメカニズムについてさらに知りたい方はこちら。

まとめ

以上、深発地震による異常震域は南海トラフ巨大地震の予兆ではないだろう、というざっくり説明でした。

しかし、南海トラフ地震はおおむね100年~150年周期で起こっており、前回は1946年でした。

それから80年程度が経過しており、東日本大震災のような巨大地震が再び来ることを見越して、今のうちからシミュレーションや、一定の食料や生活用品の備蓄を日頃から行っておきましょう。

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