外国人留学生に対する消費税の免税販売が無くなる、というニュースがありました。
免税店の存在や、外国人に対する免税、は何となく分かってはいたものの、
「なんで免税されてるの?」
・・と改めて思ったので今回簡単にまとめてみました。
そもそも免税店とは?を分かりやすく
出国する旅行者に対し、消費税、関税、酒税などあらゆる税が免除になるduty free(デューティフリー)店と、消費税が免除になるtax free(タックスフリー)店があります。
今回のニュースは、留学生に対し、後者の「tax freeである状況が無くなる」というものです。
そして、なぜ免税になるかと言えば、そもそも消費税とは、「国内の消費に対してかかる税金」だったのです。
よって、例えば観光に来られた外国人の方などが空港の免税店などでお土産を買って、日本では無い場所で消費される場合、要は、「海外で消費されるものには消費税はかからない」、という論理ですね。
「日本ではない場所で消費することの証明」は、まずtax free店で買う際にはパスポートを提示したりして免税手続きを行います。
そして出国する際にもパスポートを提示することで、街のtaxfree店で買ったもののと、出国する際に持ち出そうとするものを照合して、照合が一致すればそのまま免税OKとなります。
しかし免税店で買ったのに、出国する際に手元にないものは、国内で消費されたものとして消費税が徴収されます。
なぜ外国人留学生の免税は無くなるの?を分かりやすく
短期間日本に滞在してすぐに自国に戻るような観光客と違い、留学生の場合は、滞在が長期にわたり、免税店で買ったものは普通に日本国内で消費されることも考えられます。
また何より、この免税店から大量に購入して自国で転売している実態が明らかになってきたため、今回の措置が取られたと考えられます。
以上、ザックリ把握してもらえたら幸いです!
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