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核兵器の威力比較、もし東京に落ちたら?生物・化学兵器などまとめ

ザックリ説明

ロシアとウクライナの軍事衝突により、「ロシアによる核兵器の使用」が現実味を帯びてきました。

日本は世界で唯一、核爆弾(原子爆弾)を落とされた国であり、その恐ろしさや、甚大な被害を及ぼすイメージは、他の国よりも強く持っていると思います。

しかし、第二次世界大戦から80年近く経過し、進化を遂げた「現在の核兵器の威力」は、「原爆よりも大きいだろう」とは言え、具体的にはよくわからない方も多いのではないでしょうか。

そこで、広島と長崎の原爆の威力や現在の核兵器と威力、それが東京に落ちたらどうなるか、生物兵器、化学兵器、白りん弾について、おおまかに把握できる程度にざっくりまとめてみました。

キロトンとメガトン

まず、核兵器の爆発威力を示す尺度として「核出力」という言葉があり、この核出力の単位として、

キロトンメガトンが主に用いられています。

ここではざっくりと、「キロトンの1,000倍がメガトン」程度で把握していただけたらと思います。

メガトン級の爆弾は、キロトン級の爆弾よりも威力が大きい、ということです。

広島原爆と長崎原爆の核出力

それでは広島に落とされた原子爆弾と長崎に落とされた原子爆弾の威力(核出力)はどれほどだったのでしょうか。

  • 広島原爆・・・15キロトン
  • 長崎原爆・・・21キロトン

ということでした。

ロシアが持つICBM、SLBMの核出力

2021年6月現在の「ロシアの核戦力一覧」を集計されている長崎大学のホームページがあります。
リンクはこちら

こちらを参照させていただき、一例を挙げたいと思います。

  • 潜水艦発射弾道ミサイル SLBM SS-N-32 ブラバ 100キロトン
  • 大陸間弾道ミサイル ICBM SS-18 M6 サターン 最大800キロトン

広島と長崎に落とされた原爆の威力を足しても、SLBM、ICBMの威力がはるかに大きいことが分かります。

史上最大の水素爆弾の威力は50メガトン!

ちなみに、水素爆弾はICBMやSLBMよりもさらに核出力の大きなものがあり、これまでの市場最大の水素爆弾について、

旧ソビエト連邦のRDS-220「ツァーリ・ボンバ」と呼ばれるもので50メガトン(Mt;広島型原爆の約3,300倍、第二次世界大戦で使用された全爆薬の10倍)の核出力を誇った

Wikipediaより

とのことで、とんでもない威力でした。

しかし、こちらは実用を意図されているというよりは、諸外国への威嚇や実験を意図されていたようです。

さらに、原子核魚雷であるポセイドンでは最大100メガトンの核弾頭を搭載とロシア国営テレビが報じたそうで、事実だとすればさらなる脅威となります。(yahooニュースより)

もし東京にICBMを落とされたら

もし東京に、サルマト(RS-28)と呼ばれるICBMが落とされた場合、ミサイル自体は一発でも、そこから16個の核爆弾に分裂し、同時に爆発して、首都圏を蒸発させるそうです。

東京はほぼ全滅となり、神奈川、千葉、埼玉の主要部が焦土となる、恐るべき事態になりそうです。

その威力は広島型原爆の約62倍とされる驚異的な威力で1,000万人以上の死傷者が想定されています。

引用元はこちら

世界平和を祈って

また、東京に核爆弾を落とされたらというシミュレーションをしているYoutubeがあります。

爆心地から2㎞程度の範囲ではほぼ一瞬で壊滅、23区全域についても、よほど地下にいて、そこで数日過ごせる環境にないと、「無傷ではいられない」というような内容です。

生物兵器と科学兵器

生物兵器と科学兵器についても簡単にまとめたいと思います。

生物兵器

生物兵器の定義については外務省のホームページに掲載されています。https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/bwc/torikumi.html

生物兵器とは,天然痘ウィルス,コレラ菌,炭疽菌,ボツリヌス毒素等の生物剤や,これらを保有・媒介する生物を使用して,人,動物,又は植物に害を加える兵器であり,大量破壊兵器の一つです。

外務省ホームページより

具体的に使用された例として、炭疽菌(たんそきん)があり、過去、アメリカで2001年9月に炭そ菌が封入された容器の入った封筒が送りつけられたバイオテロ事件がありました。

炭疽菌の恐ろしさについて、全く治療を行わないと、20%程度が死亡します。 腸炭疽の場合は、嘔吐、発熱がおこり、続いて激しい腹痛と血まじりの下痢が見られます。 50%程度が死亡します。 肺炭疽では、発熱、咳、呼吸困難や嘔吐がおこり、90%程度が死亡します。(引用元はこちら。)

化学兵器

化学兵器で有名なものとして、過去日本でも大事件となり、先日ウクライナ大統領の演説でも挙げられていた「サリン」があります。

具体的な症状として、

軽度・・・めまい、頭痛、冷や汗、目のかすみ、など
重度・・・呼吸困難となり、窒息死など

が挙げられます。

地下鉄サリン事件に遭われた方では、その重い後遺症によって、25年間寝たきりになった後、死亡されたケースがありました。

白リン弾は生物兵器・化学兵器でない

白リン弾についてニュースとなりましたが、一応「生物兵器・化学兵器ではない」という扱いで、「非人道兵器」とされています。

具体的には、周囲の酸素を急激に奪う焼夷(しょうい)弾のような性質を持ち、燃焼途中の粉末が皮膚に触れると深刻なヤケドを負うとのことです。

キエフ近郊などで使用され、子供2人を含む4人が死亡した、と報じられましたが、これについて「実際は白リン弾では無かった」との報道もあります。

甲状腺の保護:ヨウ化カリウム(安定ヨウ素剤)が売れている

原発事故の時もそうでしたが、核兵器によって、放射性物質が拡散するリスクがあります。

この中の放射性ヨウ素について、皮膚や服についたものについては石けんなどで洗い流すことができるものの、体内に入った時、特に甲状腺に蓄積されやすいとのことです。

そして蓄積された放射性ヨウ素によって甲状腺の異常やガンが引き起こされ、特に年齢が低いほど、甲状腺がんを引き起こしやすいとのことです。

そこで、放射性ヨウ素の蓄積を防ぐのがヨウ化カリウム(安定ヨウ素剤)であり、ネットで購入できるために売れています。

必要なヨウ化カリウム量の目安は、

  • 新生児(1か月未満) 16mg
  • 1か月~3歳    32mg
  • 3歳~12歳    65mg
  • 12歳超~大人  130mg

です。

上記について、また、新生児や妊婦などへの利用上の注意など、こちらの文書を参照していますので常備を考えている方はご覧ください。

ネットで販売されているヨウ化カリウムを一部ご紹介します。

1錠30mgなら、子供で1~2錠、大人で4錠ほど服用する計算になります。

使用上の注意をよくご覧になり、必要に応じかかりつけ医にご相談ください。

さいごに

話し合いでの解決が通じなくなってきており、また、相手国のトップを暗殺すれば済む話でもありません。

トップにもしものことがあったら、それが引き金で一斉に報復のための核ボタンが押される恐れがあるからです。

個人で何か防衛できるかと言えば、紛争の一切なさそうな国や、都会や自衛隊関連施設から離れた日本の田舎に移住する、くらいしか無さそうですが、世界の動向に目が離せません。

戦争のない世界、になんとかしていきたいものです。

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