「カーボンニュートラル」とは何か、分かりやすく１分でざっくり解説！

ニュースで目にすることも多くなってきたカーボンニュートラルの意味、なぜ必要なのか、どう取り組んでいくのかについて、

「話の小ネタ程度、ざっくりとで良いから知りたい」
「他の記事は長くて読んでいられない」

といった方の為に、１分程度で読めるようにまとめてみました。

カーボンニュートラルとは何か

カーボンニュートラルとは、「温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させること」です。

要は、二酸化炭素やフロンガスのような温室効果ガスの排出量を、森林などによる吸収の可能な範囲に抑えるということです。

「排出そのものをゼロにする」ということではありません。

2020年10月、政府は2050年までに、このカーボンニュートラルを目指すと宣言しました。

世界の平均気温が、温室効果ガスの排出増などによって、約100年前に比べて1℃上昇しました。

近年、明らかに気象による災害、例えば豪雨、猛暑などが相次いでいます。

気温上昇による気候変動が、気象災害の「リスク」と考えられ、人類や全ての生き物にとっての生存基盤を揺るがす「気候危機」とも言われているため、カーボンニュートラルの取り組みが必要とされています。

実現の為、太陽光や地熱などの再生可能エネルギーの利用や、様々な分野の省エネ化が推進されており、トヨタ自動車は2015年、「トヨタ環境チャレンジ2050」を公表し、二酸化炭素ゼロに向けた取り組みを始めています。

しかし、日本は原子力発電が抑制されている状況にあり、火力発電に多くを頼っている為、例えばガソリンに代えて電気自動車を普及させようとすると火力発電所からの二酸化炭素が増えるので、電力問題がそのままでは矛盾する方向に進みそう、などのネガティブな指摘もあります。

個人でできることは、省エネ家電やハイブリッドカーを利用する、LED電球にする、などがあります。

以上、ざっくりと把握いただけたら幸いです！