コロナ禍において2020年3月より始まった、実質無利子・無担保での融資、いわゆるゼロゼロ融資がとうとう2022年9月末で終了しました。
今後、返済が本格化していく中で、
- 業績がコロナ前に戻らない。
- 円安・物価高でコスト高に歯止めがかからない
こういった理由から、資金繰りが悪化して融資の返済が滞る取引先が増え、「売掛金の未回収」が発生する可能性が充分あります。
ここでは、
- 売掛金の遅延をカバーする保険のようなもの
- 取引先が倒産しても保証の対象となる
という、売掛保証サービス「URIHO(ウリホ)」についてご紹介しています。
尚、この記事では「概要」をお知らせしていますので、詳細な事項はホームページ等にてご確認ください。
URIHO(ウリホ)のサービス概要
入金遅延のみならず倒産しても「保証の対象」になり、「お金が入ってくる」ということで、
おいおい本当かい?怪しいなあ・・・
と思うのも無理はないかと思いますので、まずは「運営会社」について見ていきましょう。
運営する株式会社ラクーンフィナンシャルについて
運営会社は株式会社ラクーンフィナンシャルとなり、東京証券取引所プライム市場に上場している株式会社ラクーンホールディングスのグループ会社です。
プライム市場とは、昔でいう「東証1部上場」と同じレベルの規模で、2022年4月4日より、東証1部、東証2部、マザーズなどからプライム、スタンダード、グロースと区分が変更となりました。
業績の推移ですが、
売上や、会社が通常運営する中で生み出された利益である経常利益、会社の資産から負債を引いた純資産が順調に増加しています。
会社の安全性を図る上で重要な指標である自己資本比率も22年期では37.6%と安全圏にあるかと思いますので、財務面での信用は非常に高いと言って良いかと思います。
東証プライム市場の関連会社ということで、社会的な注目度も高く、詐欺的な手法であったり、他に法に触れるか触れないかギリギリの手法であれば、たちまちマスコミの餌食になることでしょう。
URIHO(ウリホ)利用の具体的な流れ
具体的にURIHO(ウリホ)サービスを利用する際の具体的な流れを確認しましょう。
➀保証対象とする取引先をピックアップする。
例えば一番料金の低いAプラン(後で料金詳細あり)であれば、1取引先あたり50万円までで、合計1,000万円まで保証が可能です。
保証額50万円ならカバーできる取引先数は最大20社になりますが、保証額を低くすれば、より多くの取引先をカバーできます。
➁一定の入金遅延や倒産が発生したらURIHOへ報告する。
URIHOのメニューより、請求期間内に報告処理を行ってください。
➂URIHOより保証額が入金される。
こういったシンプルな流れになります。
URIHOの料金プラン
料金プランは3種類となります。
複雑なルールで知らぬ間に追加料金を取られることも無く、明瞭な料金プランとなります。
Cプランの場合、月額料金20,000円追加で、保証額を1,000万円追加することもできます。
URIHOのメリット・注意点
URIHOを利用することによるメリットと注意点です。
メリット
- オンラインでの手続きで簡単
- 一定の入金遅延でも保証の対象となるので、精神的負荷や時間コストが取られる督促業務の削減
- 料金が分かりやすい。
- 取引先に知られない。
- URIHOの方で取引先の審査がなされるので、与信管理の強化が図れる
- 最低〇か月や〇年利用しないといけない、といった縛りが無い。
注意点
- URIHOに登録したい取引先について審査があるので、希望する取引先が保証されるかは分からない。
- 保証金を請求できる期間があり、期間外に請求しても保証金をいただけない。
「入金の遅延」と「倒産」では、保証金を請求できるタイミングが異なりますのでご注意ください。
URIHOの口コミ・ユーザーレビューから見る効果的な使い方
URIHOの口コミやユーザーレビューがITreviewのホームページで見ることができますが、URIHOの活用方法で参考にできる話がありましたのでいくつか引用しながらご紹介します。
現在設定先がまだ与信上で余裕があるのか、そうでないのか。信号の色で目安が表示されるわかりやすさ。
信号の色で視覚的に状況を把握できるのは分かりやすいですね。
営業部自身が、新規取引先の事前与信判断にも活用している。
お客様と直接やり取りを行う営業部自身が与信判断力を上げることは、倒産リスクのさらなる低減につながるものと思います。
保証だけでなく与信管理で活用する会社様も多いようですね。
保証額が100万円ならその中での取引にすればよいので、売掛金の心配をせずに新規営業が可能、またurihoに売掛保証を引き受けてもらえない場合は、潔くその会社との取引を断念できる
これはとても合理的ですよね。
ただ、大手でない限り、あまり機械的にバッサリと取引を止めたりするのも、実務上厳しい場面もあるかもしれません。
保証を超えている部分は前金でいただく、などの柔軟対応も考えておかれると良いでしょう。
まとめ
止まらない円安、物価高、上がらない売上、給料により、企業や人々の財布のヒモが固くなり、取引先の経営悪化、倒産は増えていくだろうと言われています。
与信管理に人員を割けなかったり、不況の業界に取引先を多く抱えるなどして先行き不安を抱えていらっしゃる会社様も多くあることでしょう。
この機会に、売掛保証サービスURIHOの具体的な部分について、一度、無料の資料ダウンロードを行ってご検討いただけたらと思います。
下記ボタンよりURIHOのホームページへアクセスいただきますと、無料で資料のダウンロードが行えます。
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