我が家にはいただいたものやブックオフ、書店で買った絵本が100冊以上あります。
その中で、オススメしたい絵本を紹介したいと思いますが、今回は「おこだでませんように」です。
おこだれませんように あらすじ(ネタバレあり)
あらすじを述べますが、ネタバレが嫌な方は飛ばしてください。
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この本は、いわゆるわんぱくで、何をやっても先生や親に怒られてしまう男の子のお話です。
男の子は親や先生に怒られそうなことをしてしまって結局怒られるのですが、彼には彼なりの理由、そうなる過程があるのです。
しかし、男の子のお母さんや先生から理解されず、やっぱり怒られてしまいます。
あるとき七夕が来て、学校の授業で男の子が短冊に書いたお願いはまさに
「おこだでませんように」
そこから大人たちが男の子の気持ちにハッと気づいて、最後はハッピーな感じで終わります。
おこだれませんように 感想・レビュー
僕はこのお話にかなりグッと来ました。
僕自身は彼のように、親や他人に怒られ続ける幼少期ではありませんでした。
むしろそういう部分は要領がよかったと思います。
しかし私の子供、特に長男は、幼稚園に入った頃から何かと手がかかるようになりました。
寝つきは良いのですが、朝が苦手でなかなか起きられず、幼稚園にもすすんで行きたがりませんでした。
もう一人の兄弟の方は、割と朝もスムーズに、幼稚園にもすぐ慣れていたことで、親としては、やはりちょっと比べてしまうんですね。
もちろん月曜日などで憂鬱なのはわかるのですが、「毎日グズグズする」となると、ただでさえ忙しい朝なのでついキツく当たることもあります。
そして、長男は、次男とは少し歳が離れているのですが、何かと「自分と同じ目線で見てしまう」「広い心で受け入れられない」ことが多いのです。
けんかになると弟を普通に殴ったり、ものの取り合いをしたり、「兄としての対応ができない」ことに、つい僕も妻も怒ってしまうことが多々あり・・・。
それは僕自身が、長男と同じような幼少期で無かったことで、なかなか気持ちを理解してあげられていない部分もあると思います。
しかし、こういうことを男親の僕が言うのも気持ち悪いかもしれませんが、長男が産まれた時、ほんとうに「天使」のような赤ちゃんで、今でもかわいくて仕方がありません。
もう少し音楽的センスかダンス的なセンスが感じられたならジャニーズに入れたかったところです。
弟とはケンカばかりしている訳でもなく、よく面倒を見てくれる時も多いです。
優しくて、自分のお菓子を僕にも分けてくれたり。
しかし兄弟の中で僕や妻から最も怒られているのは長男です。
そうして今日もさんざん怒ったあと、夜寝る前にこの絵本を読んでしまうとグッと来てしまいます。
そして長男に嫌がられながらも、ギュッと抱きしめます。
子供への読み聞かせのほかにも、「ちょっと今日も怒りすぎたな」と感じてしまった日に、ぜひ一度読んでみて欲しいと思います。
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