PR

マンションの騒音問題-子供の音対策、裁判の判例、騒音基準など-

子持ち家族はマンション暮らしに気を遣う

子供を授かってから、マンションなどの集合住宅における「騒音問題」に、とにかく気を遣うようになりました。

よって、見た目は小綺麗なマンションの1階にすんでいます。

もう少し日の当たる3階くらいに住みたい気持ちもありますが、まだ子供が小さく、階下への騒音クレームが気になるからです。

しかし1階でさえ、「横に住むご家庭に音が響いている」ことが分かりました。

幸い、横のご家庭も小さい子持ちでこれまでトラブルになったことはありませんが、都会のマンション住まいにとって、「音の問題」というのは何処に住んでもついて回る問題です。

そこで、関連の条例、騒音の基準、トラブルがこじれて裁判になった場合の判例、その時の慰謝料、警察の介入はあるのか、誰に通報すべきか、実際の子供の出す音対策やなどを調べてみました。

子供の音に関する東京都の「環境確保条例」

音の問題、特にコントロールのしにくい「小さい子供の出す音」に関する法律について、東京都では「環境確保条例」により、「子供の声」においては、騒音の対象からは除外されました。

よって子供の声によるクレームについては、条例を引き合いに出して相手に理解を求めることも一つでしょう。

しかし、生活騒音の例として、「子供のかけ足」が記載されていることには注意した方が良さそうです。


子供に関する全ての音がその対象では無さそうということです。

子供は常に走り回ります。

大きな音を出しながら走り回るのが仕事みたいなもんでしょう。

毎日毎日、家の中で「静かにしなさい!静かに歩きなさい!」と注意し続けるのは、子持ち家庭では「あるある」ですが、正直、「日中の足音」も騒音対象から除外して欲しかった所ですよね。


虐待レベルで脅せば言う事を聞くかもしれませんが、現実的ではないので、結局、毎日毎日注意し続けることになります。


これは子供の為というよりは、むしろ「クレームが来た時に、毎日言い続けていることを言い訳にするため」も多分にあると思います。

たった35日でうちの子が英語を話した!楽天4部門1位の英会話!<七田式>

生活音における「騒音」の「基準」は?

騒音の大きさを、デシベル(dB)という単位で表示しますが、「〇〇デシベルを超えたら騒音」という基準があるのかと言えば、「ない」ようです。

なぜなら、日中、屋外にいる時に感じる騒音の大きさはあまり気にならず、夜中に、隣の家からかすかに聞こえてくるテレビの音や笑い声にイライラする、ということが起こり得るからです。

つまり単純にデシベルでは測れないのです。

子供の足音によって裁判になった際の判例はある?

子供のかけ足がきっかけで裁判になり、実際に「損害賠償を求められた判例」があります。
東京地判平成19年10月3日(判タ1263号297頁)

しかし、この例において、「騒音が深夜に及ぶことがあった」「苦情に対し、突っぱねるなど不誠実な対応をした」「生活音についての掲示などをされても改善の意思がまるで無かった」など、よほどのひどいケース、と言えます。

逆に、子供関連の騒音が日中の常識的な時間の範囲で、音の大きさも許容範囲として、損害賠償請求が却下された事例もありました。

マンションにおける子供のかけ足騒音対策

さて、常に走りまわっている子供のかけ足の音対策として、「ジョイントマット」(厚さ1cmではなく2cm)を検討してみてはいかがでしょうか。

↑こちらは一例画像です。(実際の商品詳細(厚み・枚数等)は製品ページでご確認を。)

これだけでもだいぶ音は軽減されますし、万一、隣や階下からクレームが来ても、床一面に敷かれた防音マットを見せながら、

「申し訳ありません。対策取りながら都度注意はしてるんですが。。。」

下手に出れば、9割方は理解してもらえると信じたいですが、クレーマー気質の人で子供に対する理解が薄い人だと難しいかもしれません。

結婚出来ない、しない独身者や子供への理解が乏しい人が増え、子供を都会で育てる事のハードルも上がっている為、ややこしい隣人にあたってしまった時は精神がやられる前に引越しましょう。

マンションの騒音対策としての根本的な提案

この問題を解決する根本的な対策は、「建築基準法」を改正いただき、そもそも小さい子供が出す音程度で隣人や階下、階上に音が響かない住宅構造にしてもらいたい所ですね。

時代はもう21世紀です。

宇多田ヒカルがデビューまもないころに音楽番組でのトークで「日本の家の壁、うっすいですね

と言っていたのを思い出しますが、あれから20年以上経過します。

当たり前のように通常の生活音程度では音が響かないような構造に、法律で定めてほしいと切に願っています。

タイトルとURLをコピーしました