妊活中、不妊を心配している方、もしくは妊娠中、さらには男性の方で「イノシトール」関連サプリメントを検討している方の為、
- イノシトール?ミオイノシトール?カイロイノシトール?何それ?
- 葉酸ってなぜ大事なの?
- 副作用は無いの?
- 男性が飲んでもいいの?
- 長い文章は読んでいられない。ざっくりでいいから知りたい
こういった観点から解説していきたいと思います。
イノシトールとミオイノシトールの違い
まずはイノシトールというのがおおもとの言葉になります。
イメージとしては「ハンバーガー(ハンバーガー類全般という意味)」という「おおもとの言葉」があって、そこからチーズバーガー、てりやきバーガーなどが派生しています。
よって、イノシトールというくくりの中に、ミオイノシトールやカイロイノシトールがある、というイメージです。
ただ、世の中に出回っているイノシトール製品については、ほぼミオイノシトールと同じ意味で用いられているのがほとんどとのこと。
よって、ここでは両者は同じものだというイメージでも良さそうです。
イノシトール(ミオイノシトール)の効果
イノシトール自体は、ビタミンB類似物質で、幅広い効果が認められています。
具体的には、
- 脂肪肝の防止
- 動脈硬化予防
- 神経機能を整える(パニック障害などの予防)
- 脳の活動を整える(アルツハイマー認知症予防)
- 髪の毛への効果(薄毛予防)
などです。
そして、ミオイノシトールと葉酸を適切に摂取することにより、葉酸単独摂取より
臨床妊娠率は1.45倍、流産率は0.26倍、良好胚率(Grade 1)1.73倍、未熟卵率0.31倍、HMG量は327単位少なくなっていました。
ミオイノシトール4g、葉酸400μgを3ヶ月前もしくは採卵周期の初日から採卵決定もしくは移植して14日後まで服用していました。
引用:医療法人オーク会 不妊ブログ
と、いうことで不妊の改善、体外受精の成功のしやすさに対し、一定の効果がみられるようです。
他にも同様の結果を記述しているサイトはいくつか見られます。
参考サイト:佐久平エンゼルクリニック など
カイロイノシトールとミオイノシトール
カイロイノシトールもイノシトールという大きなくくりの中の一つですが、Wikipediaでは、
カイロイノシトールは(中略)神経組織の伝達と関連するミオイノシトールと並んで臨床的に特に重要な物質である。
(中略)インスリン代謝作用の伝達へ関与が報告されている。
無月経や不妊の原因疾患である多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の疾患患者は、体内でのカイロイノシトール欠乏が認められるが、D-カイロ-イノシトールの経口補充によって、インスリン抵抗性及び無月経の著明な改善が報告されている。
Wikipediaより
ということで要は、カイロイノシトールを補給することで、無月経、不妊の改善が見られるようです。
なお、カイロイノシトールとミオイノシトールとで、性能の差はない、という情報もあります。
ミオイノシトールを妊娠中に摂取して良いか。副作用は?
妊活や不妊治療中のみならず、妊娠中に摂取して良さそうなのでしょうか。
こちらは、妊娠糖尿病の発症を予防するためのミオイノシトール補給の有効性(日本語訳)
というアメリカ国立医学図書館サイト内の記事によれば、
- 妊娠糖尿病予防に効果がある
- 早産予防に効果がある
と結論づけられています。
しかし、導入部分で「有効性については依然として議論の余地がある」とも書かれています。
ミオイノシトール自体は、ビタミン類で水溶性である為、よほど過剰に、一度に大量摂取などしない限りは、副作用自体はほぼ無さそうです。
ましてや、奇形児が産まれたり、流産につながるような重大なことには少なくともつながらないようですが、服用の際は、かかりつけ医に一言相談してから摂取すると確実でしょう。
葉酸ってなぜ必要なの?効果は?
妊娠中にしっかり摂取する必要があることで知られる「葉酸」。
不妊治療においても、ミオイノシトールと葉酸とのセットで効果がみられることを記述した所ですが、そもそも葉酸とは何なのか、どのような効果があるのでしょうか。
こちらについては、
葉酸はビタミンB群の水溶性のビタミンであり・・・「造血のビタミン」とも言われています。
さらに、DNAやRNAなどの核酸やタンパク質の合成を促進し、細胞の生産や再生を助けます。
特に胎児の正常な発育にとって重要な栄養素であり、女性は妊娠前から産後にかけて摂取することが推奨されています。
女性に限らず、男性、子どもにも大切な栄養素で、DNAの合成を促進して、赤血球の生成や多くの生体機能に関わっており、虚血性心疾患のリスク低下に関与していることが示唆されてきました。
大塚製薬ホームページより引用・まとめ
とのことで、胎児にとって必要なだけでなく、すべての人の健康維持、疾患のリスク低下に効果があるとのことです。
ミオイノシトールは男性も摂取して良い?
イノシトールは、不妊状態の方や妊娠中の方に限らず、男性も服用することができ、男性の薄毛であったり、糖尿病への予防など、細胞の生成や糖のコントロール効果が得られる可能性があります。
イノシトールや葉酸を効率的に摂取する方法
イノシトールを多く含む食品として、オレンジ、グレープフルーツ、桃といったフルーツなどがあります。
しかし、1日分のミオイノシトール、カイロイノシトール、そして1日分の葉酸も配合されたサプリをあわせて利用することで、確実で効率的に摂取できます。
ミオール(MYOWL)という妊活サプリをひとつご紹介します。
水がなくてもアメのようになめて摂取することができるとのことですので、もう少し詳しく知りたいという方は下のボタン、もしくは画像バナーをクリックして、サプリについての詳しいページへ進んでください。
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