子供の夜泣き?夜驚症?
夜、子供が寝てしばらくすると、突然目を覚ましてギャンギャン泣きわめき、家を走りまわったり、抱っこをしても、何してもどうしようも無い時、ありませんか?
そういった症状が頻繁に見られる時、それは夜驚症(やきょうしょう)かもしれません。
夜驚症は、幼児~小学校低学年くらいまでの子供によく見られます。
夜、寝ついてから、1~2時間程度の間で、覚醒してしまうことが多いようです。
ただ、毎晩という訳でもなく、そして、もしそうなっても5分から10分くらいで収まるのであまり心配もありませんが、初めての子供などだと気がかりですよね。
夜驚症は、発達障害・・・?
夜驚症が出た時の子供は、とにかくパニックのようになって何をしてもどうしようもないので、慣れないうちは不安になります。
もしかしたら、脳などに何らかの障害があるのではないか、発達障害の一種なのではないかと思う方もいるかもしれません。
実際に、発達障害の子供は睡眠障害を持つことも多く、その中に夜驚症を発症する子も多いようです。
(参考:発達障害に併発しやすい睡眠の障害)
しかし、夜驚症は、幼児からせいぜい小学生の間の症状であり、体の発達段階で現れる症状であるため、たいていは過度な心配をすることもありません。
成長していくうちに、頻度が減ったり、落ち着いていくものです。
私の体験談
気がかりな時は専門医を受診することで、睡眠障害の薬をもらえたりするようですが、個人的にはそこまでしなくて良いと考えています。
・・・というのも、まさに筆者も幼少期に夜驚症を経験しているからです。
夜驚症が出た子供は、起きているようで起きていないような状態なので、あまり記憶にないことも多いようですが、私の場合は「そうなるときの感覚」を今でもはっきり覚えています。
例えるなら、「平衡感覚がおかしくなる」感じで、目を開けても閉じても、どこを見てもグルグル回るような、そしてとんでもない恐怖感に襲われました。
とにかくその感覚はどうしようもなく、居ても立っても居られないので、泣きわめいたり、部屋を走りまわったりするしかなかったのです。
そして、遺伝というべきか、私の子供も夜驚症をたびたび発症しました。
子供が夜驚症になったときの対処方法
何度も子供の夜驚症の相手をしていると、「夜驚症になる法則」もだんだん掴めてきました。
我が子の場合は、いつもよりも物凄く沢山遊んで疲れきっている時、そして、夜寝る前に物凄くハイテンションだった時に、寝て1〜2時間後に発症することが多いです。
発症したら、まずはトイレに連れていってオシッコを出させ(出ないようなら無理強いしない)、そしてそばについてヨシヨシしてあげます。
よって、ダッコして「身を拘束する」のも、あまり良くないのかな、と思い、そばで見守ったり、せいぜいヨシヨシするだけです。
自分も経験者だけに、「わかる、わかるよ~もう少しで落ち着くからね~」とヨシヨシしてあげ続けていると、そのうちにまたコテンと布団に横になって寝ます。
夜驚症に悩むパパママも、どのような時にそうなるのか、パターンをある程度分析して、せいぜい5~10分のことですから、慌てずにしばらく見守ったりヨシヨシしてあげて下さいね。
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