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とにかくきつい・迷惑テレアポ(電話勧誘)営業体験談【精神が病む】

ビジネス知識
テレアポ営業のイメージ

テレアポの営業をしたことがある。

「あのぉ、そちらの地区で家庭教師をしてるんですけどぉ…」

結構です!」(ガチャ切り)

のアレである。

世の中の迷惑行為10選があればこの「テレアポ」は確実にランクインするだろう。

今回は、断る側ではなく、「断られる側であった」僕の体験談を書きたいと思います。

テレアポ営業の現場体験談

最初は、テレアポ営業の仕事だということをよく分かっていなかった。

求人広告は、「勉強の出来ない子供たちに勉強の楽しさを伝える仕事」、みたいな感動的なフレーズだったし、入社後、職場の人達も一部ヤンキー上がりみたいな人はいたけど、みんな優しかった。

内容は、手元にある原稿を読みながら、リストにある電話番号に片っ端から電話し、まずはアポを取る。

アポが取れたら、お宅へ訪問し、家庭教師のデモをして、気に入ってもらえば契約、という流れだ。

たまに、「どうしてアナタ、私の家の電話番号知ってるの?!」みたいに烈火のごとく怒る方もいる。

・・・当然だろう。

リストは会社が用意したものであり、この辺の仕組みが僕もよく分からないが、会社からは、「名簿会社から買っている」と説明を受けた。

今思えば、見知らぬ人から突然自分宛に電話がかかってくるのは何より気持ち悪いし、もうその時点で

こんな会社からモノを買う訳ないやん」となるだろう。

しかし、この電話番号リストが結構いい加減で、もう使われてない番号だったり、ターゲットではない人の家にかけたり。

だから確かに、誰かが何処かで情報を勝手に漏らしていたという憤りはありつつ、逆に「なんだ、この程度か」とも思った。

でも、一日8時間くらい、百件以上電話をかけ、断られ、怒られ、アポはなかなか取れない・・・

結果の出ないサラリーマン

他の同僚も同じで、こちらから(必要無い人にとっては大いなる迷惑)電話をかけているのに、電話をかけ続けていると、いつしかその意識も薄れ、電話の向こうで嫌味を言われたり、キツイことを言われると、逆ギレしてしまう、という同僚も多かった。

そして、ある日初めて1件アポが取れて、上司と同行し、上司のデモを見ていた時のこと。

上司は話がうまく、相手は引き込まれていた。

でも・・・結構貧乏そうなお宅で。

デモを終わって、相手のご家族の感触は良かったものの、契約までは渋っている感じ

しかし、上司の押しの強さで「この場で契約するかどうか決めて欲しい」くらいに言っていた。

貧乏そうで、人も良さそうなご家庭で、そのご主人は、最終的にはトータルで何十万と払うことになる契約を行ったのだが、お金は何かを売って工面する、みたいなことを言っていた時に、僕の心はとても痛んだ。

もう少し親自身の教育リテラシーが高ければ、何も、何十万も払わなくても子供の学力は上げられそうなものだ。

何か、そういう人の弱みに付け込んでいる感じを見てしまった。

もちろん、商売だからそういう一面があるのは当然だろう。・・・でも・・・。

そこからは、「アポイントの取れなさ」もそうだが、取れても、そして契約にこぎつけてもこれは手放しで喜べないな、と気づいてしまって精神的に少々病んだ

テレアポは合わない人には本当にキツイ

結局ストレスで胃がおかしくなって、食べ物がなかなかノドを通らず、すぐ吐きそうになってて、

これは自分自身がダメになる!

という本能的危機を感じて・・・1ヶ月半後、辞めることとした。

こんなに続かなかったのは、習い事・部活・バイト含めて初めてだった。

特に、中学・高校と厳しい運動系部活に入っており、先生も熱血だったので、休みが盆と正月くらいしかなく、きつすぎて倒れる人がいたり、嘔吐をすることもあるようなハードな6年間を過ごしてきた。

なので、根性には自信があったのだ。

それでも、テレアポだけは、たったの1か月半で、途中で投げ出すこととなった。

それくらい僕にとっては精神的にハードだった。

今、テレアポをやってキツイと感じ、病む一歩手前の方へ

テレアポがキツイと感じて、病む一歩手前、もしくは病んでいる方へ。

あくまで僕の見解ではありますが、僕は1か月半でテレアポを辞め、その後、違う業種で15年以上勤務しています。

したがって、テレアポをキツイと感じる人は、勤務期間の長短に関係なく、さっさと転職した方が良い、と考えています。

短期でテレアポを辞めた後の転職活動

もしまだ始めたばかりで短期間でやめるとなると、マイナスイメージがあるとは思いますが、テレアポに関して言えば・・・すぐ辞めた所で転職活動にマイナスイメージになると思えません

これは、どの企業もテレアポ営業電話がかかってくるのは「迷惑」だととらえている所が多いと思いますし、そもそも今の時代、「突然の電話」は、「相手の仕事の手を強制的に止める、よくないもの」という認知もだいぶ広まってきたからです。

したがって、短期で辞めた後の転職活動における面接の場で、すぐ辞めた理由を聞かれたら、

一日何百件も電話をかけ続けた中で、「迷惑と思われている」ことがほとんどだったので、もう少し人から感謝されたり、役に立ったり、プラスになるような仕事がしたいと思ったからです!

などと、堂々と言ったら良いと思いますよ。

その考えをよしとしない会社であればテレアポ会社と同じ風土なので、どちらにせよアナタには合っていないということです。

悩んだり、病んだりするくらいならさっさと次へ進みましょう!

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以上、僕の経験談でした。

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