FXを始めたばかりの方の為、トレーダーに大人気のMACD(マックディー)について、ゼロから解説していきたいと思います。
MACDの言葉の意味、MACDだけで勝てるのか、
設定はどのようにすれば良いのか、どうやって使ったら良いのか、また実際のトレードについて、スキャルピングで行ってみましたのでよろしければ最後までご覧ください。
MACDとは?ゼロから説明
MACDの言葉の意味
MACDとは、
M・・・Moving(ムービング)・・・移動
A・・・Average(アベレージ)・・・平均
C・・・Convergence(コンバージェンス)・・・収束
D・・・Divergence(ダイバージェンス)・・・拡散
ということで、「移動平均収束拡散」という言葉になります。
この指標を用いることで、新規売買の際の参考になり、今上がり気味なのか下がり気味なのか、どういった相場の傾向なのかが分かりやすくなります。
MACDの設定と意味
筆者が利用しているDMM FXのMACD設定について解説します。
一般的なMACD設定も同じになっていることが多いと思います。
設定値は、
- 短期EMA・・・12日
- 長期EMA・・・26日
- シグナル・・・9日
- ヒストグラム・・・です。
基本的に、初期設定値通りで良い、と思います。
MACDの公式:EMAとは?
EMAは、指数平滑移動平均線という言葉になります。
単純移動平均線と比較して、今日や昨日などの直近のデータの比重を多くしていることで、より相場の傾向をつかみやすいものとなっています。
MACDの公式は、MACD=短期EMA-長期EMAです。
この公式だけでは意味が分からないですよね!
ざっくり言えば、短期の平均が140円、長期の平均が139円だったら、MACDは、140-139=1ということで、「0のラインよりも上にMACD線がある」というイメージです。
よって、短期も長期も140円なら、「0のライン上にMACD線がある」と言えます。
シグナル線とは?
そして、MACD線と別にシグナル線がありますが、こちらは、
シグナル線=MACDの単純移動平均 です。
EMAが、直近データの比重を多くした移動平均になるのですが、単純移動平均で、設定が9日なので、「直近9日間の数値を単純に足して9で割ったもの」というイメージです。
EMAは直近のデータが反映されていることで素早い反応を見せますが、シグナル線はそうではないので、反応が鈍くなっています。
なんで反応が鈍い方が「シグナル」なんだろう。不思議!
確かに、EMAの方が直近の動きに敏感なので、こちらの方がトレンド転換の「シグナル」になりそうなものです。
しかし、EMAは「先行的」に反応するので、これだけで上昇・下降判断をするのはまさに「早とちり」になりやすいのです。
よって、このシグナルとの組み合わせによって、より明確に、上昇・下降のトレンドをつかみやすくなっています。
ヒストグラムとは?
ヒストグラム=MACD線-シグナル線 です。
この2本の線の差を棒グラフで表したものになります。
ヒストグラムのマイナスがだんだん縮小していったり、プラスがだんだん拡大していれば価格が上昇しており、逆に、マイナスが拡大したり、プラスが縮小していれば価格が下降しています。
MACDを用いたエントリーポイント
それでは、MACDを見ながら、どういった状況になったらエントリー(取引)を開始したら良いのか、いくつか挙げます。
※ただ絶対に成功する訳ではありません。
1.MACD線が、シグナル線の下から上に突き抜けた時はゴールデンクロスと言われ、買いで注文を入れると利益になりやすい状況になります。
2..MACD線が、シグナル線の上から下に突き抜けた時はデッドクロスと言われ、売りで注文を入れると利益が出やすい状況になります。
3.値動きは上昇しているのに、MACDが下がっている状況を「ダイバージェンス」と言います。
こういった場合は、トレンド(傾向)が変化する可能性があるので、売りで取引を開始したり、買いで持ったままの場合は決済取引を検討します。
4.ヒストグラムがマイナスからプラスに転換したら買いで取引を開始。
例えばこういった画面です。
赤丸部分を見ると、ヒストグラムの青(マイナス)の棒グラフが0になり、赤(プラス)に転換しています。
また、MACD線(赤)がシグナル線(緑)を下から上に突き抜けているゴールデンクロスになっていることで、上がりやすい状況です。
このチャートでは、法則どおり、その後上がっていますね。
MACDだけで勝てる?
MACDは多くのトレーダーに愛される指標ではありますが、MACDだけでは勝ち続けるのは難しいですね。
2~3個程度の指標を用いながら、経験を重ねて、自分なりの勝ちパターンというのを築き上げていくことが良いでしょう。
MACDを用いた取引での注意点
MACDは多くのトレーダーに愛される指標ですが、注意点もあります。
それは、ある程度相場が上もしくは下に動いている相場(トレンド相場)では機能しますが、値動きが小幅で狭い範囲で上下しているような、いわゆるレンジ相場には弱いと言われています。
まとめ
以上、MACDについて詳細に説明してきました。
どの手法も完璧なものはなく、MACDだけではなく、違う手法との組み合わせによって、勝率が上がりやすくなります。
まずはスキャルピングなどで細かい経験を重ねながら、皆さんなりの勝ちパターンを見つけられると良いですね。
決して勘だけで損切ラインを設定せず、大金を一瞬にして失って・・・ということにならないように気を付けていきましょう!
筆者が利用しているDMM FXを最後にご紹介します。
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